りそなHDと京葉銀、 初共催の商談会が盛況 2日間に拡大
2022.02.25 21:04
りそなホールディングス(HD)と京葉銀行が初めて共催したビジネス商談会が盛況だ。千葉県内でドラッグストアを展開する千葉薬品(千葉市)に両社の取引先を引き合わせる目的で募集したところ、想定を上回る128社がエントリー。2月25日のみの開催から、3月17日にも開催することになった。
全国に店舗網を持つりそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループの関西みらい銀行、みなと銀行と、千葉県内で緊密なネットワークを有する京葉銀行の5行が協力して新たな商流を創出する取り組み。当初はリアルとオンラインのハイブリッド開催を予定していたが、コロナ禍の影響から全面オンラインとした。
2月25日は、食料品や飲料、衛生関連の商材などを扱う67社が参加。りそなHD本社ビル内に事務局を設け、りそな銀と京葉銀の本部担当部署の行員が3部屋に分かれて商談の進行係を務めた。各部屋のウェブ面談には行員と取引先、千葉薬品の3者が入室。持ち時間は1社15分間で、千葉薬品には事前にサンプルを届け商談がスムーズに進むよう工夫した。
りそなHDと京葉銀は、2021年8月の戦略的業務提携に基づき連携分野を拡大。今回の商談会について、京葉銀は「共催で得たノウハウをお客さまの販路拡大支援に生かしていきたい」(法人営業部)と感想を述べた。ドラッグストアで取り扱う商品が多様化するなか、りそな銀は「全国各地の隠れた名産品など差別化につながる商品の発掘につながれば」(コーポレートビジネス部)と期待する。