金融機関の債務格付け状況(2025年10月1日)

2025.10.13 04:50
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※ニッキンレポート10月13日号主要記事を一部抜粋してお届けします。詳細はニッキンレポート10月13日号、またはニッキンレポート・投信情報ONLINEをご覧ください。


R&I、七十七銀を「A」から「A+」に格上げ


2025年4月2日~10月1日における国内金融機関(預金取扱機関等)の格付け状況は、新規付与が2行・社、格上げが1行・社、格下げが2行・社あった。


銀行や持ち株会社の新規格付けは、日本格付研究所(JCR)が6月5日、山梨中央銀行の長期発行体格付けで「A」を付与した。「堅固な事業基盤、格付相応の収益力、健全な貸出資産の質、リスク対応でみた資本充実などを評価」(JCR)したもの。
S&Pグローバル・レーティング(S&P)は7月31日、三井住友トラストグループの長期発行体格付けを「A-」とした。子会社の三井住友信託銀行はすでに「A」を付与されているが、持ち株会社は初めて。既に格付けをもつ3メガバンク持ち株会社と同様に傘下銀行より1ノッチ低い水準となった。なお、ムーディーズは7月31日、長期発行体格付け(掲載対象外)「A2」を同社に付与した。


格上げは格付投資情報センター(R&I)が4月11日、七十七銀行の発行体格付けを「A」から「A+」に変更した。「コンサルティング営業の強化が奏功し、地元での事業性融資や役務取引の拡大につながっている。顧客部門を中心とした利益拡大による内部留保の蓄積が寄与し、リスク耐久力は改善している。今後のリスクテイクをある程度織り込んでもAゾーンを満たす見通し」(R&I)に基づく。



このほかの格付けの見直し、各機関の格付けはニッキンレポート10月13日号で紹介する。


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