日銀静岡支店、県内景気の判断据え置き
2022.02.24 18:10
日本銀行静岡支店は2月24日、「静岡県金融経済の動向」を発表した。景気は、新型コロナウイルス感染症や供給制約の影響を受けつつも「持ち直している」と据え置いた。
個人消費も、全体としては「持ち直している」と据え置き。個別項目では、まん延防止等重点措置の適用に伴う繁華街や観光地の人手減少の影響から、「コンビニエンスストア売上高」を前回の「持ち直している」から「弱めの動きとなっている」に下方修正した。
生産も「基調としては持ち直している」と据え置いたが、「二輪車・同部品」について、前回の「弱含んでいる」から「持ち直している」に上方修正した。半導体不足による供給制約が和らいだことが要因。
野見山浩平支店長は「県内企業の直近の決算をみると、増収増益や利益計画の上方修正が目立ち、経済の持ち直しを裏付けている」としつつ、「感染症や供給制約といった要因の先行きには不確実性が残っている」と強調した。
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