有価証券の種類別残高(信金 2025年3月末)
2025.10.06 04:50
※ニッキンレポート10月6日号主要記事を一部抜粋してお届けします。詳細はニッキンレポート10月6日号、またはニッキンレポート・投信情報ONLINEをご覧ください。
残高合計、前年比7633億円減の45兆4051億円
国債のみ前年比2983億円増加
全国254信金が保有する有価証券の種類別(国債、地方債、社債、株式、その他)残高(2025年3月末)をニッキン調査(2025年7月実施)の回答やディスクロージャー誌に基づいてまとめた。
254信金の有価証券の残高合計は、45兆4051億円で24年3月末比7,633億円減(▲1.7%)となった。種類別に内訳を見ると、「国債」は7兆6678億円で同2983億円増(4.0%)と唯一、増加した。「地方債」は6兆9064億円で同3406億円減(▲4.7%)、「社債」は15兆8050億円で同1718億円減(▲1.1%)となった。「株式」は1兆4112億円で同878億円減(▲5.9%)。外国証券などを含む「その他」は13兆5605億円で同5080億円減(▲3.6%)となった。
個別信金の状況をみると、「国債」の残高トップは京都中央信用金庫の3539億円(24年3月末比779億円減、▲18.1%)。次いで、浜松いわた信用金庫(静岡県)が2851億円(同506億円増、+21.6%)、稚内信用金庫(北海道)が2458億円(同32億円増、+1.3%)(表参照)。増加率では八幡信用金庫(岐阜県)が+7642.5%(24年3月末比増加額68億円)で首位。大手信金では播州信用金庫(兵庫県)が+314.0%(同1002億円)と大きく伸びた。24年3月末比で国債の残高が増加したのは104信金、減少が143信金。25年3月末時点で、国債を保有しない信金は7信金だった。
このほかの、有価証券種類別残高のランキングや個別信金のデータはニッキンレポート10月6日号で紹介する。
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