JPX総研トップに宮原・元東証社長が就任
2022.02.22 20:17
日本取引所グループ(JPX)は4月1日、同社新子会社JPX総研社長に元東京証券取引所社長の宮原幸一郎氏(64)を就任させる。JPX執行役も兼務する。JPX総研は4月より事業を開始予定。JPXグループ全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を担う新組織で、データ・デジタル関連事業を集約させる。
JPX総研は4月1日付けで、東証のIT子会社である東証システムサービス(TSS)を吸収合併する。加えて東証と大阪取引所が行う情報サービス事業などを引き継ぐ。宮原氏は2020年に発生した東証のシステム障害を受け引責辞任後、21年4月からTSS社長を務めている。
JPXの清田瞭グループCEOは、宮原氏について「JPXのデジタル戦略がいかに必要かということをずっと主張してきた。最も問題意識の高い経営者」として期待する。
宮原 幸一郎氏(みやはら こういちろう)64歳。1979年4月電源開発入社、88年4月 東証入所、02年6月総務部長、04年 6月情報サービス部長、05年6月 ICJ社長、同年12月東証執行役員、07年10月東京証券取引所自主規制法人(現日本取引所自主規制法人)常任理事、09年6月東京証券取引所グループ常務執行役、13年1月JPX常務執行役、東証常務執行役員、14年6月JPX専務執行役、15年6月取締役、東証社長、同年11月JPX執行役、20年 6月代表執行役グループCo-COO、同年11月同取締役、代表執行役グループCo-COO退任、東証社長退任、21年4月 TSS社長。
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