会津商工信組、「藩公祭市」開催 資源循環テーマにごみ減らし

2025.09.22 09:39
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出店者のテントが軒を連ねる会場は多くの来場者で賑わった(9月20日、会津商工信組本店駐車場、会津商工信組提供)
出店者のテントが軒を連ねる会場は多くの来場者で賑わった(9月20日、会津商工信組本店駐車場、会津商工信組提供)

会津商工信用組合(福島県、菊地武理事長)は9月20日、本店駐車場で第11回「藩公祭市」を開いた。会場には取引先飲食店ら44社が出店し、役職員も5千人以上の来場者を出迎えて出店者もサポートした。


藩公祭市は2013年、会津まつりのメインイベント「歴代藩公行列」に合わせて第1回を開催。取引先事業所の支援を通じて地域経済活性化につなげる狙い。会場には柳津ソースカツ丼や馬カルビ串、会津山塩のシュークリームなど地域産品や生ビール、ワインを扱うテントが立ち並び、営業店職員らもそれぞれの取引先事業者を手伝った。


今回はごみを減らし資源を有効活用する「資源循環型社会」の実現もテーマ。三義漆器店は植物由来の生分解性プラスチックで製造したPLAグラスを100円で貸し出した。来場者は会場内の協力店で生ビールを購入。使用後のグラスを三義漆器店に返却し、同店から50円のキャッシュバックを受け取る仕組み。荒川産業は2~3カ月かけて生ごみから堆肥を作るバッグ型のLFCコンポストセットを実演販売した。



三義漆器店の曽根佳弘社長(左)からPLAグラスの説明を聞く菊地理事長(9月20日、会津商工信組本店駐車場、会津商工信組提供)
三義漆器店の曽根佳弘社長(左)からPLAグラスの説明を聞く菊地理事長(9月20日、会津商工信組本店駐車場、会津商工信組提供)

同信組は「役職員一丸で出店者を支援した。職員が取引先の業務を理解する日にもなった」(営業統括部の山内純課長)とした。

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