三十三銀、脱炭素支援で三井住友海上と連携
2022.02.17 19:03三十三銀行は、取引先企業への脱炭素化支援を本格的に開始した。2月17日、三井住友海上火災保険と「脱炭素に関する包括連携協定」を締結。カーボンニュートラルに関する取り組みの相談から再生可能エネルギーなどの導入までワンストップで取引先に提供し、企業の持続的成長と地域経済活性化を両立する。
3月中旬にセミナーを開催して脱炭素化に向けた意識を高める。二酸化炭素排出量の削減では、2月21日からMS&ADインターリスク総研の「カーボンニュートラルサポート」を取り扱い、包括的に支援する。
具体的には簡易測定と中長期的温室効果ガス削減目標「SBT(サイエンス・ベースド・タ―ゲッツ)」を策定する。再生可能エネルギーに関するリスクマネジメントや調達・導入支援を連携して取り組む。
同行は、既にポジティブ・インパクト・ファイナンスを取り扱っており、今回の提携で融資とソリューションの両面での支援メニューがそろった。営業企画部は「ニーズは大企業にかかわらず、中小企業でも高い。まずは知ってもらうことから始める」としている。