宮崎銀、東京プロ市場へ上場支援 日本M&Aセンターと協定
2022.02.16 21:25宮崎銀行は2月16日、日本M&Aセンターと協定を結び、「TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)」への上場支援を始めた。宮崎県や鹿児島県内企業のニーズに応じて新規株式公開を後押し、地元企業の競争力強化につなげる。
日本M&Aセンターは東京証券取引所から上場の適格性を判断するJ-Adviserの認定を受けており、同行は連携しながら上場を支援する。3月10日と11日に鹿児島市や宮崎市でセミナーを開き、上場ニーズを掘り起こす。営業店を通じて取引先に提案も行う。
東京プロマーケットは東証が運営するプロ投資家向け市場で、東証マザーズ上場などへのステップと位置づけられる。東証第一部や第二部、マザーズに比べて上場基準が緩く、利益額や時価総額などの形式基準が設けられていない特徴がある。
一定の流通株式数や株主数も求められておらず、地方企業にとっては株主構成や経営の支配権(オーナーシップ)を維持しながら上場できる利点が大きい。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%