桑名三重信金、多度山のグリーン支援 ふるさと応援団に推薦
2022.02.16 20:35
桑名三重信用金庫(三重県、中澤康哉理事長)は、桑名市の「多度山グリーン好循環創出事業」を信金中央金庫の「SCBふるさと応援団」に推薦。1000万円が採択され、2月16日、市役所で贈呈式を開いた。三重県内では第1号の採択。
同事業は、県内外から登山客が集まる多度山上公園に設置されている水洗トイレを脱炭素化。数年前から排せつ物をトラックで運んでおり、太陽光で発電した電気を使って処理槽を稼働する。
また、公園内にデジタルサイネージを設置し、山麓の商店街で使えるQRクーポンを配信。商店街では、売り上げの一部を多度山の環境整備に向けた寄付を行うという循環を生み出す。
同日、信金中金の日沖肇副理事長が伊藤徳宇市長に目録を贈呈した。日沖副理事長は「桑名出身者の1人として、市の発展に少しでも貢献したい」と述べた。中澤理事長は「くわなIoT推進ラボ協議会への参加などを通じ、桑名市との協力を密にして経済活性化に尽力していきたい」と語った。