大垣共立銀、 サステナ融資充実 3商品追加し脱炭素化の支援強化
2022.02.15 19:22大垣共立銀行は2月15日、新たにサステナブルファイナンス3商品の取り扱いを始め、ラインアップを拡充した。従来のSDGs私募債に加え、グリーンローンやサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)、サステナビリティ応援ローンを開始。脱炭素化に向けた取引先の支援を強化する。
グリーンローンは、資金使途を国際原則に基づく「グリーンプロジェクト」に限定した商品。ローン市場協会などが公表する「グリーンローン原則」への準拠について外部機関の評価取得を求める。
SLLは、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境、社会、ガバナンス)に関する目標値を定め、その達成度合いに応じて金利を引き下げる。同様に「サステナビリティ・リンク・ローン原則」への準拠について外部機関の評価取得を求める。グリーンローン、SLLともに融資額は5000万円以上。
サステナビリティ応援ローンは、緑の募金または日本赤十字社に融資額の0.05%相当額を同行が寄付する。①SDGs宣言②自治体が推進するSDGs制度などに加盟③SDGs目標を設定――のいずれかに該当する取引先が対象。融資額は1000万円以上で、2023年3月末まで取り扱う。特典として同行ホームページ内で企業名の公表も行う予定。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 盛岡信金、破たん温泉旅館を再生 観光客誘致し地域活性化
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 地銀、外貨保険の業績評価変更 手数料重視から脱却 販売目標撤廃も
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 千葉信金千葉駅北口支店、訪問重ね高ロット案件獲得 10億円の融資実行も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 銀行界、新引き当て基準対応 本格化 予想信用損失モデルへ移行
- NTTデータ、社長に鈴木副社長 金融畑の知見生かす
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進