葛飾区の信金・信組、 区と事業承継セミナー開く
2022.02.14 21:03東京都葛飾区に本店を置く東栄信用金庫と亀有信用金庫、青和信用組合は2月14日、同区と共催しテクノプラザかつしかで事業承継セミナーを開いた。中小企業の経営者やその後継者、金融機関の職員ら30人が参加した。
区は事業承継の支援には金融機関の資金面を含めたノウハウが必要と考え連携してセミナーを開いている。
セミナーは2部制。前半は「事業承継の現状と日本政策金融公庫による取り組み」をテーマに同公庫千住支店国民生活事業の岩波博昌融資第二課長が登壇。小規模事業者の承継先の確保が難しいこともあり、約7割が廃業を考えているとし、「専門家の助言を得ながら承継先など課題の解決に取り組むことが大事」と強調した。
後半は中小企業診断士の中保達夫氏が都や区の事業承継の補助金や、地域金融機関を通じて専門家を派遣する都の事業を説明した。聴講した信金職員は「お客さまの支援に生かせる内容だった」と話した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中企庁、再構築補助金を再開 「借り換え」で加点も
- 金融機関、「口座管理法」対応急ぐ デジ庁説明遅く時間足りず
- 金融庁、次の照準は安定配当商品 仕組み貸出増加も警戒
- 宮城第一信金、宇宙関連企業に単独融資 新興企業支援を本格化
- デジタル庁、公金受取口座 手数料固める 1件490円に引き上げ
- ことら送金、提供金融機関400先が視野 資金移動1社も準備段階
- みずほ銀や横浜銀など普通預金金利引き上げ相次ぐ、マイナス金利解除受け年0.02%へ 全国に波及
- 柏崎信金、障がい者向けコンサートに50人 つのだ☆ひろさん招く
- 中企庁、グループ化加速へ投資 ファンドに地域金融も
- 地銀、合意自治体が増加 指定金の内為運営費負担