富山・新湊・にいかわの3信金、大手企業OBの知見伝授　取引先と人材交流会

富山信用金庫（富山県、山地清理事長）・新湊信用金庫（同、松岡文雄理事長）・にいかわ信用金庫（同、岸和雄理事長）の3信金は2月10日、中部経済産業局と「しんきん経験値活用型サポート人材交流会」を開催した。3信金による開催は初めて。取引先8社と大手企業OBなどの実務経験豊かな人材25人が面談した。

中小企業が抱える経営課題の解決を支援するために、専門知識を持つ人材とのマッチングが狙い。事前に各信金が事業者に経営課題についてヒアリングし、中部経産局が登録する1200人の中からニーズに合ったサポート人材を選び面談した。

人材は全国から募り、おおむね40歳以上で10年以上の実務経験者が対象。両者が話し合い、報酬や勤務形態などを決めるため、長続きしやすいことが特徴。

顧問契約など、「人を雇わずに知見を借りることができるのがこの取り組みの魅力」（にいかわ信金）だという。