東海地区信金協、ロープレ大会開催 ユーチューブで配信も
2022.02.09 19:49
東海地区信用金庫協会(近藤実会長=西尾信用金庫理事長)は2月9日、名古屋国際展示場ポートメッセなごやで「窓口応対ロールプレイング発表会」を開催した。新型コロナウイルス感染予防のため、発表の様子をYouTubeでも配信した。
発表会は2部構成。出場者が事前に設定したテーマで応対の研究成果を発表する第1部の「フリープログラム」には3信金(浜松いわた、岡崎、中日)が出場。老後に備えた資産運用や相続支援など、各自が選んだテーマに基づき、終身保険や遺言信託を提案する事例を発表した。
第2部の「アドバンストプログラム」は、来店客の属性などを切り口にさまざまなサービスの提案手法を披露する。2021年11月の予選会を勝ち上がった4信金(岐阜、豊田、西尾、東春)が参加。
出場者は、相続予定の資金活用に関する相談で来店した飲食店経営者への対応を実演した。東春信用金庫の八木彩菜氏は、老後に必要な生活費や仕入れる食材の価格高騰などの話題を展開。投資信託やコロナ対策補助金の申請支援を案内するなど、柔軟な提案力を発揮した。
発表後、外部講師が出場者の発表を総評。「言葉遣いが丁寧で相手に共感する姿勢が感じられた」と評価し、今後に向けて「提案する際は商品性を納得してもらうことが大事になる」とアドバイスした。
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