コロナ禍でプロ人材ニーズ高まる サーキュレーション調査
2022.02.09 04:51
サーキュレーションは2月8日、プロフェッショナル人材の活用実態に関する調査結果(速報ベース)を発表した。プロ人材の活用経験がある企業に勤める300人を対象として、2021年11月にインターネット調査した。
コロナ禍で8割超の企業が採用方針が「変わった」と回答。より採用するようになった人材については、専門知識・経験が備わった前提で、「プロジェクト単位で働いてくれる人」(46%)、「副業・兼業として働いてくれる人」(40%)、「パートタイムで働いてくれる人」(37%)が上位に並んだ。
プロ人材を活用する理由として、「正社員より短期間で見つけられる」「費用を抑えられる」との回答が4割近くあった。同社がコロナ前に実施した調査では、いずれも1割程度だった。「コロナでビジネスに求められる変化の速度が増している」と分析する。
中小企業と同様に5000人以上の大手企業でも、プロ人材の採用ニーズが高まっていることが分かった。部門やチームに分かれて事業活動を行うため、専門性や弱点を補う目的で活用が検討されているという。
サーキュレーションは70を超える金融機関と提携。2021年12月末には、首都圏以外でのプロ人材活用実績が累計2000件を超えたことも発表し、地域金融機関との協業が大きな要因になっている。コロナ禍で企業の人材ニーズが多様化するなか、金融機関がプロ人材を提案しやすい環境作りを強化する方針だ。
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