島根銀、起業家の全国大会誘致 プレゼンが地域に刺激

2025.09.01 08:30
イベント 起業・創業支援
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プレゼンする起業家(8月30日、松江テルサ)
プレゼンする起業家(8月30日、松江テルサ)

島根銀行は8月30日、本店のある松江市で起業家イベントの全国大会を開催した。創業支援を通じて地域活性化を目指す。全国から選ばれた12人の起業家が3分間のプレゼンテーションを行い、グランプリを競った。


イベントは、グループウエアの開発・提供などを手掛けるサイボウズが協賛する「地域クラウド交流会」。起業家と地域住民が交流しながらビジネス活性化に取り組む。松江市では島根銀が主催して過去4回実施。今回、中国地区に初めて全国大会を誘致した。



対談する松江市の上定市長(中央)とサイボウズの青野社長(右、8月30日、松江テルサ)
対談する松江市の上定市長(中央)とサイボウズの青野社長(右、8月30日、松江テルサ)

各プレゼンターをサポートするオーガナイザーに、金融界からは島根銀の三島大亮氏と宮城第一信用金庫の冨田大伸氏が登壇。それぞれが応援する地元起業家の事業の魅力を来場者に紹介した。


このほか、サイボウズの青野慶久社長と松江市の上定昭仁市長が創業支援による地域活性化などについて対談した。


島根銀は、23年8月から地域クラウド交流会に参加。以降、創業に関する相談が増加傾向にある。イベントを重ねることが若い企業の事業拡大につながっており、長岡一彦頭取は「地方はシャッター街が増えているのが現状だ。地域活性化の取り組みを通してシャッターを一つずつ開けていきたい」と語った。



あいさつする長岡頭取(8月30日、松江テルサ)
あいさつする長岡頭取(8月30日、松江テルサ)

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