ニッキン抄

2025.08.22 04:15
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「命を守るもの」と聞いて何を連想されるだろうか。今年はこの形容をよく聞いた。エアコンの冷房のことだ。便利家電からえらく仰々しいものに変わった▼6月中旬から夏本番ともいえる暑さが到来し、7月の平均気温は平年より2・89度高く過去最高、8月に入ると各地で連日40度超を記録した。スマホは「熱中症警戒アラート」の警告音がよく鳴った▼一方で豪雨も襲ってきた。重大な災害が発生する恐れが著しく高まる大雨特別警報が長時間発令され、避難など「命を守る行動」が求められた。世界でも北半球で酷暑、南半球で大雪のニュースをみた▼こうした「命にかかわる」ような異常気象は地球温暖化の仕業と思えてくる。金融界もリードする脱炭素への取り組みが一層求められるのは言うまでもない。明日は二十四節気の第15節「処暑」。暑さの収まるころを指す。しかし、冷房のフル稼働は収まりそうにない。

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