めぶきFG、21年4~12月期 純利益3割増 の384億円
2022.02.04 17:07めぶきフィナンシャルグループ(FG)が2月4日に公表した21年4~12月期決算(連結ベース)は、当期純利益が前年同期比30・3%増の384億6200万円だった。グループ2行(常陽銀行と足利銀行)の資金利益や役務収益の増加に加え、経費や与信費用の減少が押し上げた。
2行合算の業務粗利益は前年同期比20億円増の1412億円。資金利益は貸出金利息差が低下する一方、有価証券収支(除く投資信託解約損益)が大きく改善し、同10億円増の1173億円。役務収益もコンサルティング業務の取り組み強化を主因に同28億円増の256億円となった。
経費は人員減少や店舗ネットワークの見直しによる賃借料の低下などで同16億円減の809億円。与信費用は前年同期比30億円減の105億円となったが、年間では最大で200億円を見込む。
なお、通期の純利益予想380億円は第3四半期までの実績が予想を上回っているが、コロナの不透明要素を踏まえ、据え置くことにした。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融機関、「カスハラ」対応急務 コロナ禍後に被害増加傾向
- 銀行界、超低利融資が減少の兆し 企業、長期・固定を選好
- 政府、ウェルビーイングの柱に金融 教育推進や持ち株制度普及
- 鳥取銀、M&A上位資格を70人取得 営業店が事業承継支援
- 【変わる預金戦略】地域銀トップの発言から探る次の一手 「金利ある世界」の資金調達
- 経済安保 システム事前審査開始 大手行、ベンダーと調整
- りそなHD、マネロン調査 自動化 〝進化するAI〟本番適用
- 環境省、地域銀に新プログラム 自然情報分析を後押し
- 広島銀、相続の顧客提案迅速に AI不動産査定サービス導入
- UI銀など、電力データ活用しマネロン対策 不正アクセス検知の実証実験