神奈川銀、明治安田生命と地方創生で連携
2022.02.01 20:09
神奈川銀行は2月1日、明治安田生命保険と地方創生に関する連携協定を締結した。①健康づくり②産業・観光振興③SDGs推進――などで協力し、「両者のノウハウや施策を有機的に結びつけ、地域経済の活性化や発展に向けた各種施策の効果を高めていく」(近藤和明頭取)。
健康増進では明治安田生命の社員が同行行員や個人・法人顧客向けに健康測定会を開催するほか、同行取引先の従業員に健康診断結果をアドバイスする「健活分析レポート」を提供し、地域の健康づくりで連携する。本業支援では、同行取引先の健康経営優良法人の認定取得を両者で支援していく。
地域経済の活性化へ、明治安田生命が全国各地で開催する法人交流会で同行取引先を紹介。同社はこれまで地域銀行22行とも同様の協定を締結しており、銀行取引先同士のビジネスマッチングの機会創出にもつなげる。同社のイントラネットを活用して1万1000人以上の社員に神奈川県内の特産品をPRするなど県産品の販売促進にも力を入れていく。
同日行われた締結式で近藤頭取は「人材確保に悩んでいる取引先に対して、連携を通じて新たな福利厚生策を紹介できるなど一段高いレベルで経営課題を解決できる」と期待。明治安田生命神奈川本部の副島健二執行役員本部長は、「地域愛を強く持つ両者の協力による相乗効果を確信している」と述べた。