会計士協、新会長に南氏 若い世代に「魅力と誇りを」
2025.07.23 23:01
日本公認会計士協会は7月23日、東京都内で第59回定期総会を開き、新会長に南成人氏が就任した。茂木哲也前会長は任期満了で退任した。
南新会長は定期総会後の会見で、「若い世代が魅力と誇りを持って活躍できる業界を構築する思いでいろいろな施策を実行していく」と抱負を語り、「〝中核業務〟の監査業務で社会からの信頼をしっかり獲得しながら、若い公認会計士が誇りをもって業務に従事できるようにしていきたい」とビジョンを述べた。
懇親パーティーの挨拶では、会計教育の担い手として、「本部でしっかりとしたコンテンツを開発しつつ、地域会(全国16拠点)と協力しながら会計リテラシーの向上に努めていきたい」と訴えた。
茂木前会長は、3年の任期中の「大きなテーマ」として、23年4月施行の改正公認会計士法を挙げ、監査法人や公認会計士の登録制度や監査事務所の体制整備支援に触れつつ、「関係者の尽力もあり新制度へ移行することができた」と振り返った。