横浜商議所、人材確保セミナー開く REVICや地域金融が協力

2025.07.18 09:34
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参加者にレビキャリの活用を促す細田氏(7月17日、横浜市内)
参加者にレビキャリの活用を促す細田氏(7月17日、横浜市内)

横浜商工会議所は7月17日、深刻化する企業の人手不足解消に役立ててもらうため、「人材確保支援セミナー」を横浜市内で開催した。神奈川県と横浜市が共催し、地域経済活性化支援機構(REVIC)や横浜銀行など地元金融機関を含む9団体が後援。参加した中小・小規模事業者に公的機関を活用した人材採用方法を紹介した。


第一部は「常用雇用」をテーマに設定。神奈川県プロ人材活用センターの須藤弘幸氏が人材確保の考え方などを説明した後、REVIC地域金融連携部兼地域企業人材部担当部長の細田順太郎氏が、大企業勤務経験者と地域企業のマッチングプラットフォーム「レビキャリ」について解説した。


細田氏はレビキャリ登録者が累計5000人近くまで増えており、「転職の本気度・熱量が高い人材データベース」と強調。また、人材マッチングの担い手となる地域金融機関は「経営課題をよく知る存在で、正確な企業情報の把握やきめ細かいサポートも期待できる」などと話し、メインバンクを通じたレビキャリの利用を促した。


第二部は「副業・兼業、有期雇用」をテーマにした講演が行われた。


セミナーは横浜市信用保証協会、横浜信用金庫、関東経済産業局、横浜財務事務所なども後援。横浜商議所の小峰直副会頭は「地域全体で連携して事業者による相談に応じられる体制を敷いている。人材不足解消のヒントにしてほしい」と語った。当日は約100人(後日配信含め130人)が参加した。


REVICの細田氏は「地域の商議所、行政、地域金融機関、REVICなどが一枚岩になったイベントであり、日本各地のモデルとなる取り組みと捉えている。こうした活動を全国で展開したい」と話す。

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