東京東信金、金融DXを加速 ベンダー各社と連携へ
2022.01.27 19:25
東京東信用金庫(東京都、中田清史理事長)は1月27日、両国本部で「金融DX(デジタルトランスフォーメーション)推進委員会」を開催した。委員会は2021年7月に設置。5回目の今回は、庫内業務のデジタル化加速へ、ベンダーを初めて参加させた。
委員会では「収益力強化」「業務効率化」「働き方改革」につながるDXを目指しており、冒頭、中田理事長は「デジタル技術を戦略的に活用したデジタル接点とデータによる営業活動、対面チャネルの融合という新たなフェースツーフェースの実現を目指したい」とあいさつ。
会合ではベンダーの担当者がDX推進の現状と課題を示し、効率的な業務変革手法としてチェンジマネジメントなどを挙げた。その後、中田理事長と役員らが、融資稟議システムの構築や投資信託業務のデジタル化、ペーパレス化など対象52業務について話し合った。次回会合に向けては、抽出した課題を取引ベンダー5社に示し、連携していく。
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