滋賀銀、パラアスリートによるトークイベント マラソンは「人生そのもの」

2025.07.07 08:28
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トークイベントで質問に答える道下選手(左)と近藤選手(7月4日、しがぎんホール)
トークイベントで質問に答える道下選手(左)と近藤選手(7月4日、しがぎんホール)

滋賀銀行は7月4日、同行と三井住友海上火災保険のパラアスリート2選手によるトークショーを開催、両社の従業員約100人が参加した。同行所属の近藤寛子選手(58)は2016年のリオ・パラリンピックで5位入賞、三井住友海上所属の道下美里選手(48)は同じく銀メダルを獲得。両選手とも現役のブラインド・マラソン選手として活躍中だ。


近藤選手はアスリート契約選手で、9月に滋賀県で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に参加する予定。普段は大学などでトレーニングを行っている。


この日のイベントで「あなたにとってマラソンとは」との質問に対し、近藤選手は「人生そのもの」、道下選手は「レースを行う場所や環境は毎回異なり、刺激が楽しい」と話した。「マラソンの最中、つらくて仕方ないときに、何を考えているか」との質問に近藤選手は「一緒に走ってくれている伴走者や応援してくれている人たちの笑顔を思い浮かべる」、道下選手は「原因を冷静に分析し、きつい原因にこだわると余計につらくなるため、ほかのことを考える」と答えた。


聴衆へのメッセージとして近藤選手は、「五体満足という言葉があるが、障害を〝5から引く〟引き算ではなく、足し算で考える」と話し、いまあるものを最大化するようにすれば「可能性は広がる」との考えを示した。道下選手は「知らない世界に興味をもってもらいたい。障害者スポーツを知らない人には、今年滋賀県で開催される国スポ障スポに関心をもってほしい」と述べた。


両選手は7月5日も「滋賀銀行アリーナ」でトークイベントに参加、ブラインド・マラソンや国スポ・障スポについて話した。

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