列島の止まり木 熱中症対策に待ったなし 公式ポロシャツや特別休暇
2025.07.04 06:00
「えっ、梅雨終わったの?」――。広島地方気象台は6月27日、「中国地方は梅雨明けしたとみられる」と発表した。梅雨明けと同時に、広島市など西日本各地では夏空が広がり、気温は30度オーバーの日が続く。真夏のような気候を受けて、各金融機関は熱中症対策を強化した。

笠岡信用組合は、7月1日から全店の渉外係がオリジナルのポロシャツを着用して営業活動。日焼け対策として黒色か白色のアンダーシャツの着用も認める。暑さによる健康被害を防ぐため、2025年から全営業担当者に2日間の特別休暇を付与。従来夏の期間は、猛暑手当1万円とドリンクをそれぞれ支給。現場をサポートする。
ビジネスカジュアルを導入して1年が経過した米子信用金庫。今夏は、Tシャツ姿で営業に出かける職員が増えた。TPOに合わせてジャケットや襟付きシャツも着用するが、動きやすく快適な装いも積極的に取り入れている。
島根中央信用金庫は、6月1日の熱中症対策義務化を受けてマニュアルを整備。各営業店に熱中症指数計を設置した。信金内で熱中症対策の意識を高め、外出機会の多い渉外担当者の健康を守るのが狙いだ。渉外担当者にはドリンクや冷却シートを配布しているが、長い夏の状況次第で、さらなる対策も用意する構えだ。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 静岡銀、桃鉄金融ゲーム普及へ 地域課題と投資学ぶ
- 金融庁、接触頻度を調査 「ゼロゼロ融資のみ」の取引先対象に
- 3メガ銀、女性管理職3割近づく 三菱UFJ銀29.2%
- 地域銀・信金、内部の「再生人材」育成 外部研修で支援手法学ぶ
- みずほ信託銀、銀座に新たなランドマーク 地権者のビル開発支援
- 野村証券調布支店、課題解決起点で収入倍増 相続・不動産活用切り口に
- 金融庁、監督・検査体制を一体化 総括審議官がモニタリング指揮
- 野村AM、地域銀の退職者助言を支援 〝60代だけ〟新部署が始動
- 阿南信金、手束理事が新理事長に 30年ぶりのトップ交代
- 千葉銀・千葉興業銀、「経営統合を含め対話継続中」 一部報道でコメント