清水銀、取引先SDGs支援 1号案件は一気に5先
2022.01.21 19:55
清水銀行は、地域企業のサステナビリティ経営支援の一環で、「しみずSDGs取組支援サービス」の取り扱い拡大に取り組んでいる。1月21日、第1号案件として同時に5件を成約し、SDGs(持続可能な開発目標)宣言を授与した。
同サービスは、三井住友海上火災保険やMS&ADインターリスク総研と連携する。ソリューション営業部などが所定のヒアリングシートで、SDGsに関する現状の取り組み状況を把握・分析し、評価をフィードバック。評価に基づいて取引先と対話し、同宣言項目の策定を支援。取引先の希望に応じて同行ホームページでの宣言掲載までをサポートする。
今回、成約したのは静岡牛乳協同組合(静岡市葵区)など5先。現在、相談中を含めて約60先に対し同宣言に向けた支援に取り組んでいるという。
同行は、2019年4月に「清水銀行SDGs宣言」の発表以降、21年8月に地域ESG(環境・社会・ガバナンス)融資促進利子補給事業者の指定金融機関として、「しみずESGローン」を取り扱うなど、サステナビリティ経営の支援メニュー拡充に取り組んできた。
21年度中に新たなサステナブルファイナンス関連商品の取り扱いを予定。「今後も当行の取り組みにとどまらず、取引先や地域企業に対するサステナビリティ経営支援のため、態勢を強化する」(経営企画部)としている。