東海財務局、PFS・SIBセミナー 地域金融の行職員約50人視聴

2022.01.20 18:28
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東海財務局は1月20日、「PFS/SIBセミナー」をオンライン形式で開催し、地域金融機関などの行職員約50人が視聴した。PFSは地公体が民間事業者に委託して実施する事業。目標には成果指標が設定され、事業者に支払う額などが改善状況に連動する方式。新たな官民連携手法として注目されている。


秋田能行理財部長は、PFSについて「地公体にとってアイデア次第で活用可能な三方良しの仕組み。金融機関にとってもインパクトファイナンスの手法が盛り込まれている」と特色を紹介。


内閣府成果連動型事業推進室の前田関羽参事官補佐がPFS、SIB事業について、国内での活用状況や普及促進に向けた関係省庁の取り組みのほか、国からの支援などについて解説した。


豊田市企画政策部未来都市推進課の丹羽広和担当長は、同市で実施するSIB(Social Inpact Bond)を活用した介護予防事業「ずっと元気!プロジェクト」を説明した。同プロジェクトは、全国初の大規模SIB事業。事業期間は5年で事業費は最大5億円、参加者は年5000人規模を見込む。介護保険給付費10億円の削減を目標に設定するなど、介護予防の有効なモデルケースとして注目を集める。

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