芥川龍之介が若い作家に俳句を聞かせて批評させる。一句、二句と詠むと「いいですね」「二句目はあまりよくない」。「じゃあこれは」とまた一句。「まあまあですね」の反応に、芥川はニヤリと笑って「これは芭蕉だよ」▼いたずら好きだった文豪らしい逸話である。“駄作”も多かったとされる芭蕉。とはいえ俳諧の巨匠作という先入観があったら、シビアな感想は違った...
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