盛岡信金、三つの養護施設に書籍 120周年記念で3年間
2022.01.19 20:39
盛岡信用金庫(岩手県、浅沼晃理事長)は1月19日、盛岡市の三つの児童養護施設に書籍を寄贈するための目録贈呈式を行った。2023年1月19日に迎える創立120周年記念事業の一環。各施設へ向こう3年間、希望する書籍の購入相当額を贈る。。
浅沼理事長は贈呈に先立ち、昨年11月9日に「みちのく・みどり学園」を運営する「岩手愛児会」を訪問したことを説明。その際、入所している子供たちの暮らしぶりや、家庭の事情など入所理由について運営者から聞き、「何かしてあげられることはないだろうか。子どもたちが勇気や希望を持ち、自分の経験から得たことを糧に、思いやりのある人間に育って欲しいと強く思った」と、書籍寄贈に至った経緯を紹介した。
贈呈式では浅沼理事長から、みちのく・みどり学園の西山秀則園長、青雲荘の佐藤孝院長、和光学園の佐々木伸一郎副園長に目録が手渡された。寄贈予定額は1先30万円で23年、24年も継続し、1先当たりの合計額は90万円相当を見込む。入所する子供たちは、3施設合計で117人。
西山園長は、「絵本や学習教材等(の購入)に活用させていただきたい。職員と子供たちが一緒に勉強できる機会を設けていきたい」と話した。