19日の平均株価が大幅続落、21年8月以来の安値 原油高から金融引き締め加速を警戒
2022.01.19 15:58
1月19日の東京株式市場は大幅続落。主要株価指数は軒並み下落し、平均株価の終値は前日比790円02銭(2.8%)安の2万7467円23銭となった。原油高からインフレへの懸念が強まり、世界的な金融引き締め政策の加速が警戒された。
海外原油先物市場の高値を背景に物価上昇圧力から前日の米国株式市場の下落を引き継いだ格好。平均株価の終値が2万7500円を下回るのは2021年8月以来。
マーケットはインフレによる金利上昇を警戒した。原油高は経済活動のコスト増となるほか、各国中央銀行による金融緩和の縮小や政策金利の引き上げ加速が金利上昇につながり、企業収益を圧迫することで世界景気の回復鈍化が懸念された。