福岡市が初のグリーン ボンド 福岡銀など応募

2022.01.14 20:20
ESG
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福岡市は1月14日、初めてグリーンボンドを発行したと発表した。発行額50億円に対し、地域金融機関を含む43機関投資家から応募があり、倍率は15.96倍となった。環境改善効果などのある事業に限定して資金調達する債券で、全国で5団体目となる。


銘柄は「福岡市2021年度第9回公募公債」(グリーンボンド・10年)。発行額は50億円、年限10年(満期一括償還)、利率は0.214%。対象事業は、博多区新庁舎整備事業(ZEBready認証を取得)や地下鉄の改良事業、雨水整備など。


同市は2021年10月に格付投資情報センター(R&Ⅰ)から、「福岡市グリーンボンド・フレームワーク(全体計画)」の適合認証を取得。適合範囲であれば繰り返し発行できる。 


地元の福岡銀行、西日本シティ銀行、福岡信用金庫、福岡市農業協同組合など43投資家から投資表明があった。福岡市は、「グリーンボンドへの関心は高い。通常10年債に応募しない先から応募があり、購入層を広げられた。通常市債よりニーズは高く、今後も利用したい」としている。

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