十六銀、SDGsコンサルとPR一括支援 専用融資も開始
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十六銀行は1月12日、事業者向けの融資商品「SDGsチャレンジアシスト」の取り扱いを開始した。SDGs(持続可能な開発目標)経営に関するコンサルティングと融資、PR支援をパッケージ化してサポート。地元事業者への普及啓発を一段と推し進めていく。
同融資商品では、2021年11月に開始したSDGsナビゲーターサービスを活用する。東京海上日動火災保険監修のもと開発した診断ツールを用い、取り組み状況を40項目でヒアリング。診断リポートでの分析を基に、課題の認識と目標を設定。達成に向けて必要な資金をワンストップで提供する。
事業者の対外的なPR支援も担う。要望に応じ、「SDGsチャレンジ認定企業」として事業者名を同行ホームページに掲載。認定書のパネルも贈呈し、自社での掲示を通じてアピールに活用してもらう。
事業者への融資は、法人・個人事業主が対象。資金使途はSDGs経営に必要な運転・設備資金で、融資額は1000万円~1億円。
同行ではこれまで21年7月に開始したSDGsファイナンスで事業者を支えてきたが、セカンドオピニオンの取得などハードルの高さが障壁になっていた。今回、より小口案件にも対応できるよう専用商品を開発し、域内でのSDGs経営の浸透を目指す。