名古屋銀、脱炭素経営支援セミナー190人参加 PIF取り扱い開始
2022.01.11 18:38
名古屋銀行は1月11日、本店ホールで「脱炭素経営実践セミナー」を開催した。カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けた関心の高まりを受け、取引先企業支援の一環で実施。ウェブを合わせ計190人が参加した。
セミナーは業務提携する、①MS&ADインターリスク総研②ジェネックス③中部電力ミライズ④アスエネ――の4社が自社ツールを紹介。脱炭素経営に取り組む必要性や事例などと合わせて解説した。
同行のサポートサービスについても紹介。二酸化炭素(CO2)排出量算出や削減実績の対外公表、SBT認証など想定される企業ニーズへの支援策を説明した。
また、同日から「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」の取り扱いを開始。PIFは銀行が対象企業の事業活動について環境や社会などに与える影響を分析し、ポジティブな面を後押しする一方、ネガティブな面は低減させることを目的とする。2021年11月に開始したサステナビリティ・リンク・ローンと合わせてサステナブル経営をサポートする。