じもとHD、優先株の復配決める 実質公的管理は解消へ

2025.04.25 17:24
資本政策
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じもとホールディングス(HD)は4月25日、公的資金受け入れにあたって発行している優先株式の配当を2025年3月期から復活すると発表した。2024年3月期に無配になったため、同年6月の株主総会後に国に63%の議決権が発生し、実質的に公的管理状態にあった。6月の株主総会で配当が承認されれば、国の議決権がなくなる。


同日、25年3月期の業績予想を上方修正。当期純利益の予想を当初の9億円から15億円に引き上げ、これまで未定としていた普通株式の期末配当予想を1株あたり5円にすると発表した。これに合わせて、優先株にも所定の金額全額を配当する。


同社は、傘下のきらやか銀行で与信関係費用が増加し、2期連続の赤字となり、24年3月期に無配に陥った。25年3月期は、きらやか銀で資金利益の増加や経費が縮小し、業績が回復した。


26年3月期の業績予想と配当予想も発表。当期純利益は25年3月期比13%増の17億円、年間配当金は25年3月期と同じ1株当たり5円を見込む。


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