東証大発会、平均株価は一時400円高 鈴木財務・金融担当相が打鐘
2022.01.04 15:48
東京証券取引所は1月4日、新年最初の取引である大発会を迎えた。同日の東京株式市場の平均株価は堅調な米国の主要株価指数上昇を背景に、取引開始直後2万9000円を回復。終値は前年の最終取引日比510円08銭(1.77%)高の2万9301円79銭となった。
4月4日に新市場区分への移行を控え、日本取引所グループ(JPX)の清田瞭グループCEOは「円滑な移行に向けて上場会社や投資家をはじめ市場関係者の皆さまのご協力をいただきながら、遺漏(いろう)なきよう取り組んで参ります」と話した。来賓の鈴木俊一財務相兼金融担当相は「日本市場の魅力向上や国際金融センターとしての機能向上に向けて官民でしっかりと協力していきたい」と述べた。
東証は新型コロナウイルス感染防止のため、前年に続き規模を縮小してセレモニーを開催し、証券関係者など約40人が来場。鈴木財務相兼金融担当相と証券会社3社の役員らによる打鐘の後、来場者による手締めが行われた。