十六銀、小水力発電事業にPF組成 3機関と総額12億円超

2021.12.29 04:56
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十六銀行は12月28日、阿多野郷・野麦小水力発電が手掛ける発電事業へのプロジェクトファイナンス(PF)を組成したと発表した。岐阜県高山市の阿多野郷と野麦に小水力発電所を建設する。PFの組成総額は12億2000万円で、アレンジャーとエージェントを同行が務める。ほかの参加は3機関で、高山信用金庫、大垣共立銀行、北陸銀行。


小水力発電は、河川に設置した取水口から水を高低差のあるパイプに流し、その勢いで水車を回すことで発電する。昼夜を問わず安定した発電が可能で、システム寿命が約50年と長い。大規模な水力発電と異なりダム建設がないため、環境に優しいのも特長だ。


今回の事業では、再生可能エネルギー固定価格買取制度に基づき、今後20年間にわたって中部電力パワーグリッドに売電する。売電開始時期は2023年12月末の予定で、発電規模は計895キロワット。

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