北国FHD子会社、「ふくべ鍛冶」に投資 SDGsファンド第1号

2021.12.28 18:35
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北国フィナンシャルホールディングス(FHD)の投資専門子会社QRインベストメントは12月28日、BPキャピタル(東京都)と共同で設立した「のとSDGsファンド」の第1号案件として、ふくべ鍛冶(石川県鳳珠郡)への投資を実行したと発表した。


投資額は非公表。この他にも、複数の案件が進行中で、2022年1月にも別の企業への投資を予定している。


ふくべ鍛冶は、暮らしの道具を幅広く手がける「野鍛冶」に強みを持ち、包丁や漁師の使う刃物などの製造・販売・修理の事業を営む。最近は、インターネットで包丁などの研ぎを受け付けるサービス「ポチスパ」が注目されている。


7月設立の「のとSDGsファンド」は、両社のほか北国銀行、アステナホールディングス、のと共栄信用金庫、興能信用金庫などが出資。能登地域のSDGs達成に資する事業を行う、国内に本店を置く非上場会社が投資の対象になる。


ファンドは投資するだけでなく、管理部門の整備やオブザーバーとして経営への助言などもサポートする。

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