丸井G、ミュージアムカード発行 ファン消費取り込む
2025.03.21 18:45丸井グループ(G)は3月21日、「ミュージアム エポスカード」の発行を開始した。カード利用で好きなミュージアムを支える仕組みをつくり、ファンの消費を取り込む。
カード入会1件につき1000円と、利用金額に応じたポイント使用量の一部を、東京国立博物館などを運営する国立文化財機構と国立美術館、国立科学博物館に寄付する。券面は4種類ずつ所蔵作品や展示物を活用したデザインを用意し、利用者はデザインの選択を通じて寄付先を決められる。また、入会3カ月以内に3万円以上の利用で寄付先のオリジナル特典が得られる。
丸井Gが2024年に開催した社内ビジネスコンクールで入賞した店舗スタッフ発案の企画を実現した。同社は機能や価格を重視する「コスパ経済」の対極として、一人一人の感情や価値観が原動力となって動く経済領域を「『好き』が駆動する経済」と位置づけ、顧客の感情や価値観を原動力とした市場開拓に注力している。
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