舩曵真一郎 日本損害保険協会会長 「リスクのプロとして解決策提供」
2022.01.01 04:50
気候変動対応への関心の高まりやウィズコロナ型の生活様式・企業活動の広がりなど、新しい社会をつくっていく動きが活発になっている。社会が大きく変わるときには、新たなリスクや課題が出てくる。損害保険業界は、リスクのプロならではの解決策を提供し、安心・安全な社会を支えるインフラの一つとしての役割を果たしていく。
当協会では、中期基本計画で掲げる「持続可能なビジネス環境の整備」「災害に強い社会の実現」「損害保険リテラシーの向上」の3領域を中心に、お客さまの利益を守り、利便性を高めていく取り組みを引き続き進めていく。
今年の干支は壬寅(みずのえとら)で、「成長する年」「新しいものが生まれる年」とされる。長く続いた厳しい局面を乗り越えつつある今こそ、これまで蓄えてきた知見とエネルギーを気候変動対応やDX(デジタルトランスフォーメーション)がもたらす新たな成長機会に振り向け、次世代に、よりよい社会を残していく取り組みを加速させていきたい。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高