舩曵真一郎 日本損害保険協会会長 「リスクのプロとして解決策提供」
2022.01.01 04:50
気候変動対応への関心の高まりやウィズコロナ型の生活様式・企業活動の広がりなど、新しい社会をつくっていく動きが活発になっている。社会が大きく変わるときには、新たなリスクや課題が出てくる。損害保険業界は、リスクのプロならではの解決策を提供し、安心・安全な社会を支えるインフラの一つとしての役割を果たしていく。
当協会では、中期基本計画で掲げる「持続可能なビジネス環境の整備」「災害に強い社会の実現」「損害保険リテラシーの向上」の3領域を中心に、お客さまの利益を守り、利便性を高めていく取り組みを引き続き進めていく。
今年の干支は壬寅(みずのえとら)で、「成長する年」「新しいものが生まれる年」とされる。長く続いた厳しい局面を乗り越えつつある今こそ、これまで蓄えてきた知見とエネルギーを気候変動対応やDX(デジタルトランスフォーメーション)がもたらす新たな成長機会に振り向け、次世代に、よりよい社会を残していく取り組みを加速させていきたい。
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