MUFG、ジャックスへ出資拡大 取締役2人派遣

2025.03.14 16:31
資本政策
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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、ジャックスへの出資比率を現在の約2割から4割に拡大する。3月14日に三菱UFJ銀行がジャックスと新たな資本業務契約を締結し、390億円の追加出資を行う。さらに、ジャックスの株主総会での承認を前提に同行から取締役2人を派遣する。


今回の契約は、両社が2008年に交わした資本業務提携を拡充する内容。ジャックスが第三者割当増資を実施し、MUFGグループはジャックスの総議決権数に占める割合を2024年9月時点の約22%から40%に引き上げる。


提携の強化・深化が狙い。MUFGの持つデジタルトランスフォーメーション(DX)やAI(人工知能)に関するノウハウを活用した業務効率化、ジャックス加盟店に同行のBaaS(サービスとしての銀行)を展開するなど協業を広げる。これまでも両社の共同事業である「ネットDEローン」向けの保証残高が1000億円を突破するなど成果がでている。

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