川崎・尼崎・大牟田柳川の3信金、知財マッチングイベント開催 開放特許紹介で商品開発支援
2025.03.04 19:12
川崎信用金庫(川崎市、堤和也理事長)、尼崎信用金庫(兵庫県、作田誠司理事長)、大牟田柳川信用金庫(福岡県、柗原誠理事長)は3月4日、オンラインで「知的財産マッチングイベント」を開催した。当日は3信金の取引先約30人が参加した。
2021年度から年に一度開催しており、これで4回目となる。当日は2部構成で、第一部は知財マッチングの概要や成功事例の紹介をテーマに、川崎市産業振興財団の西谷亨コーディネータと機械設計・製作などのマイス(川崎市)の秋山昌宏社長が登壇。秋山社長が日産自動車(神奈川県)の特許を活用して開発した、ボルトなどの供給装置「パーツカウンター」の説明と開発に至る経緯を紹介した。
第二部は開放特許等の紹介をテーマに、薬品などの製造や販売のライオン(東京都)や医薬品などの製造・販売のロート製薬(大阪府)が登壇。それぞれ「GABA含有のチュアブルタイプ食品」や「肌にやさしいクレンジング技術ミセラウォーター」などの開放特許を紹介した。
西谷氏は「知財活用は中小企業にこそメリットがある。全国に広がって企業の活性化につながってほしい」と話した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、東京支店で預金増強 狙いは大企業、5割増も
- 地域銀、「100億企業」育成 大型補助金で大規模設備投資を支援
- 常陽銀、旗艦店も相談重視の設計 日立支店を大改修で試行
- 住信SBIネット銀、BaaS提携30社へ 強固な顧客接点に活路
- 七十七銀、為替デリバ人材育成加速 輸入事業者の需要増に対応
- 全銀協、口座の犯罪利用防止へ 即時情報共有システム開発
- 中国銀、営業店業務を柔軟に ビプロジーと仕組み開発
- 日銀、政策金利据え置き 春闘「やや強め」 米関税影響は次会合議論
- 三菱UFJ信託銀吉祥寺支店、相続起点に富裕層取引 専任者が総資産コンサル
- 第四北越FGと群馬銀、経営統合報道でコメント 検討も決定の事実なし