肥後銀、ウォーターポジティブ・アクション始動  大学などと連携

2025.02.27 16:20
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肥後銀行は2月27日、産学金連携で水循環の保全を目的とした「熊本ウォーターポジティブ・アクション」を始動すると発表した。地下水涵養を支えるグリーンインフラの普及を促進し、持続可能な地域社会の実現を目指す。日本政策投資銀行、MS&ADインシュアランス グループホールディングス(HD)、熊本県立大学、熊本大学、サントリーHDとの協働。


肥後銀は、地域の企業と連携し、グリーンインフラの導入を支援するほか、新たな資金調達手法の研究開発にも取り組む。政投銀は資金調達手法の開発、MS&ADHDはネイチャーポジティブの国際的な枠組みを踏まえアクションを設計し、その成果を国際的に発信するなど、それぞれの強みを生かして協力する。


本アクションの始動を記念し、3月20日には肥後銀本店で記念イベントが開催される。シンポジウムを通じ、地域社会とともに水循環保全の重要性を共有する場とする。


熊本地域は近年、都市開発や工場の進出が進み、地下水涵養量の減少や水害リスクの高まりが懸念されている。こうした状況を受け、肥後銀は、熊本県や熊本市、くまもと地下水財団をオブザーバーとして24年3月から議論を重ねてきた。

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