百五銀、 脱炭素経営支援 東京海上日動やゼロボードと連携
2021.12.22 19:00
百五銀行、東京海上日動火災保険、ゼロボード(東京都)の三者は12月22日、企業のカーボンニュートラルの推進を図り、脱炭素社会の実現を目的に連携協定を締結した。
具体的な施策として、カーボンニュートラルの普及啓発、事業者間の情報・意見交換の場づくり、脱炭素経営の取り組みを進める事業者のサポート、ゼロボード社の二酸化炭素(CO2)排出量算出・可視化クラウドサービス「zeroboard」の導入支援に協力する。
同日の締結式で百五銀の南部昌己取締役常務執行役員は、「取引先への聞き取りでは、約80%が脱炭素の手法を把握していないと回答があったことから1社でも多く支援していく」と話した。
東京海上日動火災の頼雅之三重支店長は、「本社の知見などを活用しながら地元企業のお手伝いする」とし、ゼロボードの渡慶次道隆代表は「脱炭素はサプライチェーン全体で求められるもの。企業価値向上のためにも不可欠だ」と語った。
「zeroboard」は、企業活動により排出されたCO2量を算出した上で、温室効果ガス排出量の算定と報告に関する国際基準「GHGプロトコル」における対象範囲区分(Scope1~3)を可視化できる。