農林中金、奥理事長が辞任へ 後任は北林常務執行役員に

2025.02.19 12:40
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25年3月期決算の最終赤字見通しを明らかにした奥理事長(左)と北林常務執行役員(24年5月22日、大手町三井カンファレンス)

農林中央金庫は、3月末で奥和登理事長が辞任する方針を固めた。後任として、経営全般に携わる北林太郎常務執行役員が昇格する見通し。世界的な金利上昇局面に伴って外債を中心に含み損が拡大し、2024年4~12月期決算で連結純損益は1兆4145億円の赤字(前年同期は970億円の黒字)となっていた。24年度は資本増強などを進めており、将来的な黒字転換に向けて一定の区切りがついたことから、経営責任を明確化する。


2月20日にも開く経営管理委員会で内定する。農林中金の理事長職は1期3年の単位で就くのが慣例だが、任期途中で退いて事実上の責任をとる。次年度の経営体制などを決める経営管理委員会では通常、開催後に新体制などを公表している。

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