十六FG、名大発の新興企業へ投資 事業計画審査でトップ

2021.12.21 04:45
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会見に臨むTOWINGの西田宏平社長(左から3番目)とNOBUNAGAキャピタルの峠社長(右から2番目、12月20日、PRE-STATION Ai)
会見に臨むTOWINGの西田宏平社長(左から3番目)とNOBUNAGAキャピタルの峠社長(右から2番目、12月20日、PRE-STATION Ai)

十六フィナンシャルグループ(FG)の投資子会社NOBUNAGAキャピタルビレッジは12月20日、名古屋大学発のスタートアップ企業に投資したと発表した。


投資先は、環境に配慮した人工土壌づくりと次世代の栽培システム開発などに取り組む「TOWING」。地域ベンチャーキャピタルファンド(VC)による株式引き受けで資金を投入した。TOWINGは3月のビジネスプラン審査で最優秀賞を受賞していた。


同ファンドを含め約1億4000万円の投資を受けた同社は、資金を愛知県刈谷市での自社農場立ち上げや事業開発に向けた人材採用に充てる。さらに、宇宙空間での食物栽培を目指して技術開発も進める。


NOBUNAGAキャピタルビレッジは、運営するファンドを通じてMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)やクラウドファクタリングを手がける企業に投資してきた。地域VCの活用は今回で2例目となる。


今後、脱炭素やSDGs(持続可能な開発目標)に力を入れる企業の支援を進める方針だ。同社の峠清孝社長は「中長期的な目線で、地域を盛り上げる企業を応援したい」と意欲を見せる。

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