岡山県よろず支援拠点、支援事例発表会を開催 経営者など300人が参加

2025.02.06 10:20
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岡山県内での活動について説明した鈴鹿チーフコーディネーター(2月5日、岡山市内)
岡山県内での活動について説明した鈴鹿チーフコーディネーター(2月5日、岡山市内)

岡山県よろず支援拠点は2月5日、岡山市内で事業者に対する支援事例の発表会を開いた。中小企業の経営者や金融機関の行職員など約300人が会場とオンラインで参加した。


事例発表では、岡山県よろず支援拠点のコーディネーターが1人12分で支援策を10件紹介。採算管理やSNSの活用を見直して売り上げ拡大につなげた事例などを発表した。


そのほか、営業成績が悪化した企業に対する支援では、財務諸表を精査し借り入れ余力があることを確認。資金繰り予定表を作成してメインバンクに相談したところ、スムーズな融資の実現につながった事例も紹介した。支援を受けた事業者が「以前より金融機関との信頼関係を築けた」と感謝を述べる場面もあった。


鈴鹿和彦チーフコーディネーターは「(2024年度は)12月末時点で約1万6000件の相談を受けている」と実績を強調。そのうえで、参加者に対して「よろずを活用し、しっかりともうけて、売り上げ拡大して、雇用を増やしてほしい」と呼びかけた。


岡山県よろず支援拠点は、売り上げ拡大やIT活用などさまざまな知見を持つ43人のコーディネーターが在籍。岡山県信用保証協会や県内の商工会議所などと連携を深めているほか、地元金融機関からの相談も増加している。

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