平均株価は大幅続落の前週末比600円超安、2週間ぶりに2万8000円割り込む
2021.12.20 16:06
12月20日の東京株式市場で平均株価は大幅に続落し、2週間ぶりに2万8000円を下回った。中国の中央銀行が利下げを発表したことで中国景気が懸念されたほか、世界中で新型コロナウイルスの変異株による感染拡大が警戒された。
朝方の売り優勢から中国人民銀行の利下げ発表で下落幅が拡大した。この日の終値は前週末比607円87銭(2.1%)安の2万7937円81銭。節目の2万8000円割れは12月6日以来。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは中国人民銀の利下げを受けて「(中国)景気がそれほど悪いのではないかという懸念が強まった」と話した。12月24日のクリスマス休暇を前に各国市場で動意が乏しくなるなかで、市川氏は「材料が落ち着けば押し目買いも入ってくる」とみる。下値のめどは2万7500円と予想した。