三重県信保協、創業カレッジ卒業式開く 5人が集大成発表
2025.01.20 09:59
三重県信用保証協会(稲垣清文会長)は1月18日、県内で創業検討中や創業間もない人を対象に、創業に必要なマーケティングや財務・会計、人材採用・育成といった知識習得に向けて講義する創業カレッジの卒業式を開いた。卒業生5人が集大成として創業計画を発表した。
25年4月に鈴鹿市内で訪問介護ステーション開業を予定する石原敬章さんは、循環器内科で12年間勤務した経験から、患者が住み慣れた自宅で安心して生活できるよう、看護を通じて支援したいという創業の動機を話した。
発表終了後、講師の中小企業診断士で三重県信保協創業アドバイザーの横山博昭氏から創業カレッジの感想を聞かれた卒業生たちは、「資金繰りなど不安はあるが、相談できる三重県信保協の担当者と知り合えて良かった」「同じように創業を検討する受講生と勉強でき、貴重な経験になった」と振り返った。
プレゼン終了後、卒業生たちは三重県信保協の前田茂樹専務から卒業証書を受け取った。前田専務は卒業生に向けて「夢の実現に向け学んだ知識を役立ててほしい。創業後に直面する課題もあると思うが、その際にはぜひ当協会に相談してほしい」と呼びかけた。