岐阜県信保協、製材業者の商品開発支援 女性5人がモニター参加
2025.01.11 09:54
岐阜県信用保証協会(石原佳洋理事長)は1月10日、岐阜県高山市で女性モニター調査支援事業「ヒトコトプロジェクト」を実施した。同県在住の女性によるNPO法人クローバ!(岐阜市)と共同で中小企業を支援する取り組みの一つ。2024年度の実施は3回目で、高山市では初めて。
当日は、製材業を営むカネモク(高山市)が開く木製品のワークショップの体験内容についてモニター調査を実施。小学生の子供をもつ女性5人が調査に応じた。ワークショップでは、栗の木の廃材で絵やビーズを使ってオリジナルコースターを製作。アンケートを通じ、難しさや料金などの意見を集めた。

同信保協高山支店の小倉竹徳支店長は「家庭内の購買意思決定で女性の影響力は7、8割と言われる。同社を経営支援するなか、女性や子供の意見を聞く機会が必要と考えた」と話す。カネモクの中野陽平・商品研究開発部長は「参加者のワークショップへの関心の高さに驚いた。意見を踏まえ、強みを生かした体験を考えたい」と語った。
同信保協は、21年3月にクローバ!と事業者支援の業務委託契約を締結。企業の要望に応じて同法人にモニター募集を呼びかけ、商品開発や認知度向上を支援している。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に