静岡県金融広報委員会、終活セミナー開催 磐田市などと連携
2021.12.15 19:12
静岡県金融広報委員会(事務局=日本銀行静岡支店)は12月15日、静岡県と磐田市との共催で「消費者お金のセミナーin磐田」を磐田市内で実施した。高齢者を中心に40人が参加した。
冒頭、日銀静岡支店の廣山晴彦営業課長は「金融リテラシーを高めることは、より良い将来の実現につながる」とあいさつ。その後、金融広報アドバイザーの池谷てる代氏が登壇し、〝終活〟に関して講演した。
池谷氏は「万が一に備え、不安を整理し準備することが大切」と指摘。法定後見制度・任意後見制度を活用した財産管理や相続に関する基礎知識などを説明し、「終活とは、今までの生き方をまとめ、これからより良く生きるために備えること」と強調した。
同委員会は2020年から、県内全域の金融リテラシー向上のため、市町との連携を強化。22年1月は富士宮市と共催のセミナーを予定しており、担当者は「今後も、規模が小さく単独での開催が難しい行政を支援したい」と話した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高