近畿財務局、事業者支援でフェーズ別勉強会 最終回は「再チャレンジ」

2024.12.24 17:49
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講演する辻本氏(12月24日、近畿財務局)
講演する辻本氏(12月24日、近畿財務局)

近畿財務局は12月24日、フェーズ別事業者支援勉強会の第3回(最終回)を開いた。テーマは「再チャレンジ」で、近畿経済産業局、中小企業基盤整備機構近畿本部との共催。事業継続が困難になった事業者が円滑な廃業、清算を行い、経営者や保証人が再スタートをできるよう支援するフェーズ。地域金融機関などからオンラインを含む105人が参加した。


近畿財務局の鈴木康晴理財部長は「再チャレンジを先延ばしすることなく、事業者に寄り添って一歩先を見据えた支援が重要」とあいさつ。


中小機構近畿本部の中小企業アドバイザー(弁護士・弁理士)・辻本希世士氏は「再チャレンジフェーズで求められること」をテーマに講演した。中小企業の現況と経営不振企業の出口戦略、出口に向かう具体的な手法、金融機関としての対応を説明。辻本氏は「金融機関はボランティアではないので、自らの利益を一番に考えてよい。そのうえで、すべてのプレーヤーが幸せになれる最適解を見つけてほしい」と話した。


また、支援機関である大阪府中小企業活性化協議会、大阪府事業承継・引継ぎ支援センター、大阪弁護士会が取り組みを報告した。


フェーズ別勉強会は10月に「経営改善」、11月に「事業再生」をテーマに実施している。

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